書評でつながる読書コミュニティ
  1. 忘れられないあの一節
詳細検索
タイトル
著者
出版社
ISBN
  • ログイン
無料会員登録

「ホンノワ」テーマ:

忘れられないあの一節

登録日:2016年01月04日 09時23分
見知らぬ島への扉
タイトル:見知らぬ島への扉
著者:ジョゼサラマーゴ
出版社:アーティストハウス
発売日:2001-07-01
価格:880円
平均レート:★★★★
テーマ主催者:
かもめ通信 さん
かもめ通信さん

テーマの説明

「冒頭の一節でぐっと惹きつけられた」「あのフレーズだけは今もハッキリ覚えている」「この一言だけでいくつものレビューが書けそう」等々、古今東西有名無名のかかわらず、あなたが忘れがたい本の中の一節をぜひ教えてください。
コメント並び替え:
古い順
新しい順
GOOD!が多い順
最新20件を表示中 [すべてのコメントを表示
  1. 60
    生ハム
    生ハム さん
    「人と比べるな。比べるなら、自分が思い描く理想の自分と比べるんだ。そうでなきゃ、基準はいつも他人てことになる。それって、主体性がないんじゃないか。」

    かもめ通信さんにお誘いいただいたので・・・。

    他人と比べたり、他人をそのまま目標にしたとき、
    何かしらのギャップがあるんですよね。
    だって、自分とその他人は別人だし、自分の延長線上に居ないわけだし。
    だからこそ、いくら努力をしても、達成感がない。

    そもそも、努力って何のためにするんだ?という話にもなる。
    自分が目標とする誰かのタメにするのか?


    そんなわけで、この一文はとても大切にしたいですね。
    投稿日:
    2016年02月01日 23時08分
    GOOD!4コメントを全件表示0

    ログイン後、コメントできます。

    • 61
      hacker
      hacker さん
      ‘The Ballard of the Sad Café’

      これもちょっと番外編ですが、歳をとってくると、「ええと、あの本の題名、ほらXXXが書いた、こんな話(以下たどたどしい説明が続く)....あれなんだっけなぁ...」という状態が日常化してくるのです。

      しかし、マッカラーズのこの傑作の題名は、終生忘れないでしょう。そういう意味で挙げました。
      投稿日:
      2016年02月06日 09時51分
      GOOD!2コメントを全件表示0

      ログイン後、コメントできます。

      • 62
        hacker
        hacker さん
        ‘The Heart Is a Lonely Hunter’

        もう一つマッカラーズの傑作の題名を、同じ理由で、挙げておきます。
        投稿日:
        2016年02月06日 09時54分
        GOOD!3コメントを全件表示0

        ログイン後、コメントできます。

        • 63
          hacker
          hacker さん
          「私の番が来た。
          『マットと言います』と私は言った。そこで間を取り、もう一度やり直した。『マットと言います』と私は言った。『私はアル中です』
          最高にくだらないことが起こった。私は泣き出していた」


          ローレンス・ブロックによる、ハードボイルド史上に残るアル中探偵マット・スカダー・シリーズの第五作の、これもハードボイルド史上に残る有名なラストです。本作は何回か読んでいますが、文庫本で500ページ近くある物語が到達するこの最後、AA(アルコール中毒者自主治療協会)の集会に参加しての主人公の発言には、いつも涙を禁じえません。
          投稿日:
          2016年02月06日 10時10分
          GOOD!3コメントを全件表示0

          ログイン後、コメントできます。

          • 64
            calmelavie
            calmelavie さん
            「自分で歩く自分の道は自分独自のもので、ひとりで歩くしかない」

            エッセイスト上原隆が12人の市井の人にインタヴューを行い、それぞれの人間模様を描いた『友が皆我よりえらく見える日は』。



            そのなかで、<学歴を捨て、故郷を捨て、月給生活を捨て、有名であることを捨て、妻子を捨てて、ひとり自由に想像することの喜びを得た>或る芥川賞作家が、夕暮れの歩道、カタカタと自転車を押しながら、ポツリと著者に語った言葉です。
            忘れることができません。

            題名となった石川啄木の短歌も忘れられません。

               友がみなわれよりえらく見ゆる日よ
               花を買ひ来て
               妻としたしむ

            さて僕は、そして皆さんなら、こんな日には何を……
            投稿日:
            2016年02月06日 10時16分
            GOOD!3コメントを全件表示0

            ログイン後、コメントできます。

            • 65
              hacker
              hacker さん
              「生きているということは、数えきれないほどの小奇蹟から成り立っているが、そのほとんどは、気づかれずに過ぎていく」


              生涯病魔に苦しめられ、50歳で他界したカーソン・マッカラーズの遺作からの言葉です。そのことを知っていると、この言葉の重みと作者が託した希望が心にのしかかってきます。
              投稿日:
              2016年02月06日 20時34分
              GOOD!3コメントを全件表示0

              ログイン後、コメントできます。

              • 66
                hacker
                hacker さん
                「ひとつの場所にとどまっていると、いずれ遅かれ早かれ、自分が属す場所がもうなくなってしまったことを思い出してしまうんだよ」


                私のような故郷喪失者には響く言葉です。

                スチュアート・ダイベック著『シカゴ育ち』に収録されている『ファーウェル』よりの引用です。
                投稿日:
                2016年02月17日 19時15分
                GOOD!4コメントを全件表示0

                ログイン後、コメントできます。

                • 67
                  主催者
                  かもめ通信
                  かもめ通信 さん
                  「目のさめている状態で夢にいちばん近いのは、誰も知人のいない大都会ですごす夜か、またはアフリカの夜である。」

                  今更ながらディネセンの『アフリカの日々』を読んでいるのですが、なんですかこれ!
                  印象深い一節だらけですね?!
                  投稿日:
                  2016年02月19日 21時42分
                  GOOD!4コメントを全件表示0

                  ログイン後、コメントできます。

                  • 68
                    踊る猫
                    踊る猫 さん
                    「いざ覚せい剤を目の前にしたら、意志など何の役にも立たなかった」

                    田代まさし氏に対するインタヴューで書かれる一節。田代さんの言葉の正確な引用ではないみたいですが、覚醒剤を意志の問題だと思っている方には読んでいただきたいですね。

                    季刊ビィ120号
                    投稿日:
                    2016年02月21日 08時44分
                    GOOD!4コメントを全件表示0

                    ログイン後、コメントできます。

                    • 69
                      波津雪希
                      波津雪希 さん
                      「闇とはさみは使いよう」

                      闇を知らなければ光の重要性が解らない。


                      『幸せになるマイナス思考』
                      投稿日:
                      2016年03月19日 10時54分
                      GOOD!2コメントを全件表示0

                      ログイン後、コメントできます。

                      • 70
                        波津雪希
                        波津雪希 さん
                        「有能な怠け者はPM(プロジェクトマネージャー)

                         に、有能な働き者は設計エンジニアに。

                         無能な怠け者は現場作業員に、

                         無能な働き者は銃殺せよ」

                        現実味がある、恐ろしい言葉です。

                        『なれる!SE14 世にも奇妙な?ビジネスアライアンス』
                        投稿日:
                        2016年06月27日 19時31分
                        GOOD!2コメントを全件表示3

                        ログイン後、コメントできます。

                        • GOOD!006/29 06:06
                          この台詞は、IT業界の現実を表しているのでしょうか?
                        • GOOD!109/20 22:52
                          あ、この一節、私も好きです^^
                          「無能な働き者」、まさしく六本松社長!
                        • 71
                          波津雪希
                          波津雪希 さん
                          「お前、B型だな。死ね。」
                          こんなセリフを言って、 ペイント弾で相手を失神させる『B型暗殺団』は
                          現実には居ませんよね。

                          『鋼の女子アナ。Ⅱ B型暗殺団』
                          投稿日:
                          2016年08月23日 22時43分
                          GOOD!2コメントを全件表示2

                          ログイン後、コメントできます。

                          • GOOD!108/24 06:29
                            一瞬目が点になりました(w)が、レビューを拝見して、なるほどと納得。
                            「何でもいいから、いちゃもんを付ければ自分たちがやっていることを正当化しようとする愉快犯。」なんですね。
                            それほど過激な行動に出なくても、そういう人達、確かにいるかも…。
                          • GOOD!108/25 23:34
                            そうなんですよ。
                            愉快犯としては面白いけど、現実的には有り得ませんね。
                          • 72
                            mono sashi
                            mono sashi さん
                            「僕から見ると/自分は可愛いゝ」

                            手持ち書評がないのが心苦しいですが、
                            武者小路実篤詩集からです。

                            この二行詩は、”忘れられない一節” というのもあるのですが、
                            選り抜いた思い出の方もつよくて。

                            (一行を選り抜いた理由を付記していることもあり、
                             ぶら下がりコメント欄にリンクを貼らせていただきます)
                            投稿日:
                            2016年09月09日 02時00分
                            GOOD!4コメントを全件表示2

                            ログイン後、コメントできます。

                            • 73
                              hacker
                              hacker さん
                              「電話が鳴ったとき、パーカーはガレージで男を殺しているところだった」

                              これも強烈な出だしです。20世紀を代表するピカレスク・ロマン、悪党パーカー・シリーズ第二十作です。

                              悪党パーカー電子の要塞/電子の要塞
                              投稿日:
                              2016年09月18日 11時26分
                              GOOD!3コメントを全件表示0

                              ログイン後、コメントできます。

                              • 74
                                かなえ
                                かなえ さん
                                「民族および民族意識はその時の政治の都合により、人工的につくられるものだ。
                                民族は命をかけて戦い、護るほど確固たる概念でもないし、崇高なものでもない。」

                                まんがパレスチナ問題

                                未だに全く理解できないものの一つが「戦争」です。
                                誰の都合で誰のために行われているのか…。
                                投稿日:
                                2016年09月20日 23時00分
                                GOOD!3コメントを全件表示0

                                ログイン後、コメントできます。

                                • 75
                                  かなえ
                                  かなえ さん
                                  70の波津雪希さんと同じ本から。

                                  「本当の敵は強い競合ではない、無能な同僚である」

                                  この本の場合、無能な同僚じゃなくて無能な上司なんですが…^^;

                                  なれる!SE14
                                  投稿日:
                                  2016年09月20日 23時08分
                                  GOOD!3コメントを全件表示0

                                  ログイン後、コメントできます。

                                  • 76
                                    波津雪希
                                    波津雪希 さん
                                    「さーけは、のめ、のめ、のーむなぁらぁばぁ」と
                                    歌っている小さなおじさん。
                                    黒田節を小人が歌うとは、どんな怨霊なの?


                                    『小さいおじさん』
                                    投稿日:
                                    2016年09月23日 20時57分
                                    GOOD!3コメントを全件表示0

                                    ログイン後、コメントできます。

                                    • 77
                                      読書猫
                                      読書猫 さん
                                      一説になるかわからないけれど「ダーリン」当時は妙に頭にのこる台詞?でした。

                                      ラムが、諸星あたるを呼ぶ時の台詞、当時としては自分の夫を呼ぶ言葉としては、新鮮だったと思います。裏話として、作者の構想としては、しのぶとあたるでお話を進めていくつもりだったそうです、担当の方(編集部からだったかな・・・)、ラムとあたるでお話を進める方向に変更してはと言う提案があり、作者が提案を受け入れたことにより漫画界の歴史に残る作品になったらしいです。もし前者だったら・・「ダーリン」もなかったわけで。一般的に使われることもなかったでしょう。
                                      投稿日:
                                      2016年09月24日 09時15分
                                      GOOD!2コメントを全件表示4

                                      ログイン後、コメントできます。

                                      • GOOD!209/24 20:03
                                        波津雪希さん
                                        懐かしいですね。でも21世紀になった現代においても関連本が発売される作品ですから、この作品の当時の影響力の凄さを感じます。右上の書籍の写真は今年発売された、連載時カーラーで掲載されたお話だけを集めたものです。下巻も発売されています。
                                      • GOOD!209/24 20:01
                                        かもめ通信さん
                                        おそらく、しのぶとあたるのお話だったら、しのぶのキャラ設定を変えない限り行き詰まっていたかもしれません。小説にしても漫画にしても出版社の担当は身近な読者の一人でもあるので、彼らの助言を、生かすも殺すも作家さん次第かもしれませんね。諸星あたるの名前の由来はなんだったんでしょうね?げんを担いだのかな?書いてい気になってきました・・・。
                                      • 78
                                        踊る猫
                                        踊る猫 さん
                                        映画版を観たので原作を読もうと思い、読んでいます。吉田修一氏の『悪人』。

                                        被害者の父親の台詞です。

                                        「今の世の中、大切な人もおらん人間が多すぎったい。大切な人がおらん人間は、何でもできると思い込む。自分には失うもんがなかっち、それで自分が強うなった気になっとる。失うものがなければ、欲しいものもない。だけんやろ、自分を余裕のある人間っち思い込んで、失ったり、欲しがったり一喜一憂する人間を、馬鹿にした目で眺めとる。そうじゃなかとよ。本当はそれじゃ駄目とよ」

                                        柄本明氏がこう呟く場面で、落涙してしまいました。
                                        投稿日:
                                        2016年09月24日 15時40分
                                        GOOD!3コメントを全件表示0

                                        ログイン後、コメントできます。

                                        • 79
                                          踊る猫
                                          踊る猫 さん
                                          國分功一郎さんの『哲学の先生と人生の話をしよう』という本で、関口存男の言葉が紹介されていました。

                                          「世間が面白くない時は勉強にかぎる。失業の救済はどうするか知らないが個人の救済は勉強だ」

                                          この言葉に導かれて、最近ネットでギャアギャア物申すなんてことはしなくなりました。ひたすら本を読んでいます。あと映画を観たり、リアルで有意義に「勉強」に努めています。
                                          投稿日:
                                          2016年12月15日 23時27分
                                          GOOD!1コメントを全件表示0

                                          ログイン後、コメントできます。

                                          この読書会は終了しました。

                                          フォローする

                                          話題の書評
                                          最新の献本
                                          ページトップへ